四国・岬巡りの旅19(紫電改展示館)
さあ、次はいよいよ四国最西端 佐田岬を目指します!
といきたいところですが、その前に今日どうしても行かなければならない所があるのです、三島キャンプ場です。

実は数日前、ビッグオフクラブ仲間のtetsu氏からメールが届いて、今四国にいる、九州からやはりビッグオフクラブ仲間のTくんが四国に来ている、久びさにTくんと再会して一緒にキャンプしよう、と連絡があったのです。
せっかくのtetsu氏のお誘いとは言え、旅の自由を奪われることを極端に嫌うボクは、ちょっと躊躇。でも、
十数年前九州に戻って行ったTくん、一度会ったけどそれからしばらく会ってないなぁ。彼も古いバイク乗り続けてたけど、最近乗り換えたって聞いたような?きっと以前のように使い込んだ古い一人用テントから、「M田さ~ん」って、満面の笑みで出て来るんだろう。
その時の彼の顔を想像すると、とてもじゃないけど断れません。それで、まあこういう旅も良いだろう、と今日3日に三島キャンプ場に行くことを約束してしまったのです。

でも、時間調整も距離調整もしないでツーリングを続けていたら、昨日泊まったのは天神宮前キャンプ場。実は三島キャンプ場までバイクで1時間程の場所でした。それから今日も無計画に今度は足摺岬まで来てしまった。
さてどうするか?
と言ってもボクの旅の欲望は止まらない。思うがままに進むのです・笑。



四国で紫電改が見れると知ってから、とても行きたいと思っていました。
以前、所沢に零戦が来たとき見にいきましたが、戦争の兵器であることはさておき、そのリアルな迫力に正直圧倒されたことがあります。

紫電改展示館は、四国西南 愛南町から突き出た西海半島(船越半島)の根元辺りにあります。
今日三島キャンプ場を目指すとしても、足摺岬から来た道を戻るのはイヤなので、そのまま海沿いを西に進めば近くを通ることになります。
雨が本降りになり、今回初めてカッパを着込みました。そしてそのまま足を延ばしてみることにしました。
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西海半島に入ってすぐ、宇和海展望タワーのある小高い丘の公園内に、紫電改展示館はありました。
建物の周りはバイクだらけ。ライダーは戦闘機が大好きなのか??
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展示館には紫電改がすっぽりと収まっていました。
ここに恒久平和を願うシンボルとして、永久保存されているそうです。
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紫電改は、第二次世界大戦終戦間際に、零戦に代わる新型戦闘機として登場しました。
しかし実態は、零戦の後継機として開発していた“雷電”と“ 烈風 ”の開発が遅れたため、そのつなぎ役としての役割を水上戦闘機を陸上戦闘機化した“紫電”、その改良型として登場した“紫電改”が担ったのだそうです。
そして間もなく終戦を迎えたため、紫電改は「日本海軍最期にして最強の戦闘機」と称されるようになったそうです。
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また紫電改は「幻の名戦闘機」とも呼ばれています。
戦局打開の切り札として、紫電改が実戦配備されたのは終戦間際の昭和20年(1945年)1月。それから8か月の短い実戦期間だった上生産数も少なかったこともあり、戦後日本国内で墜落機も含めて現存機は一機も存在せず、それで長い間紫電改は「幻の名戦闘機」と呼ばれたのだそうです。
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しかし昭和53年(1978年)11月、この展示館がある向こう側、愛南町(当時 城辺町)久良湾の海底41メートルに、沈没した紫電改が発見されます。そして翌54年(1979年)7月、実に34年ぶりに海上に引き上げられたのです。
それが日本に現存する唯一の機体 、その貴重な機体がこの目の前の紫電改なのです。
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この紫電改は、昭和20年(1945年)7月に、200機のアメリカ軍機を迎え撃つべく長崎県大村基地から出撃した松山343航空隊所属の20機で、豊後水道上空での交戦による未帰還機6機のうちの1機とみられているそうです。
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海へ墜落した時の衝撃で、プロペラは無残に曲がってしまっています。
また、長い間海中に沈んでいたため、機体の腐食も目立ちます。修復の跡も痛々しい。
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手懸りとなる機体の文字も読めず、また遺留品も見つからなかったので、結局その6機のうちの誰が乗っていた機体なのかは判らなかったそうです。
機体の前にはその6人全員の遺影が飾られています。
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零戦を見たときとは、また別な感情が沸き上がってきます。
ここ紫電改展示館は、その貴重な戦闘機の資料展示としてだけでなく、戦争で命を落とした多くの方々への慰霊の施設でもありました




/E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6Ⅱ (2017.5.3/posted on 2018.2.2)

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by takakunen | 2017-05-03 13:39 | バイクツーリング | Trackback | Comments(0)
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