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西九州・島街道を行く41(天草四郎)
1号橋と2号橋の間の島、大矢野島は天草四郎の出身地と言われています。(長崎という説もあるそう)
このゆかりの地にあるのが 「天草四郎メモリアルホール」。 伝説と謎に包まれた天草四郎時貞を貴重な資料や映像で体験できる、というテーマ館です。
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ハット帽紛失事件ですっかり時間が押していましたが、せっかくなので入場。時計とにらめっこしながら、3Dミニシアターまで楽しんじゃいました。
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三角から国道57号に曲がると再び天草街道です。左手いっぱいに島原湾を眺めながら走ります。
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しばらく走ると、やがて広い干潟が現れました。海の中に電柱が伸びる不思議な風景。
砂干潟と呼ばれるこの干潟は、干潮時の2時間前後に現れるこの地域の風物詩だそうです。
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それでなくても時間が押していたのに、寄り道してミニシアターまで観てしまったものだから、もう大変。九州自動車道 松橋ICの手前で既に3時です。
ここから熊本を通って久留米を通って福岡をかすめて新門司ICから新門司港まで行かなければなりません。ちなみにフェリーの出航時間は6時です。
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距離と時間を計算すると、もういっぱいいっぱいという感じ。本当はどこかで美味しい熊本ラーメンでも食べたかったのですが、コンビニのおにぎりを噛まずに飲み込んで出発。
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高速はGW中ということもあり、所々渋滞していてペースが上がりませんが、無休でひたすら走ってフェリー乗り場に駆け込みました。
着いたのはもう出航1時間前を切ってました。一番ラストだったみたいです(>_<ゞ
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さて、今回のツーリングは平戸、長崎、天草などを巡る西九州のツーリングでしたが、とても見所の多いツーリングでした。
バイクで九州ツーリングというと、阿蘇から南のダイナミックな風景を走るシーンを目指して、市街地が多いこの地域はついつい敬遠されがちです。実際ボクもそうだったのですが、今回訪れてみてこの地域は、この地域でしか会えない風景と文化が残されたとても特別な場所だ、ということを実感しました。
長崎や教会群が世界文化遺産に推薦されるのもわかるような気がしました。まだ行かれたことがない方は、是非行ってみることをお薦めします。
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日常にどっぷり浸かったまま出発してしまった今回のツーリングでしたが、日を重ねるにつれ、徐々に旅仕様の自分に戻っていくことができました。
特にキャンプ2泊めのカメラ電池事件は、バイクに乗り始めた頃のピュアな自分を思い出す良い機会になったと思います。いくつになっても、やはり旅は良いですね。
ちなみにカメラの電池は、工夫が功を奏してか、ぎりぎり最後まで持たせることができました。やれやれ。



これで「西九州・島街道を行く」はおしまいです。
途中脱線したり、忙しかったり、1年以上に渡る超ゆるゆるロングレポートとなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
途中から解らなくなってしまった方、 脱落してしまった方(笑)は、宜しかったら「1に戻る」ボタンで最初からお読み直しくださいね。

(ところでツーリング中無くしたお気に入りのハット帽ですが、帰ってから1ヶ月後、なんとひょっこり出てきました、タンクバッグの中から…。絶対落としたと思っていたのにこれは奇跡かも!それとも戻って来てくれたのかな?(入れ忘れていただけかもしれませんが)。せっかく戻ってきてくれたハット帽、これからも旅の相棒として大切にしていきたいと思います!)


/E-620 LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH,IS04 (2013.5.5)

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by takakunen | 2014-07-24 02:53 | バイクツーリング


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