西九州・島街道を行く21(長崎 軍艦島2)
軍艦島は正式には「端島(はしま)」と言って、最初はただの岩の瀬だった島が、1890年(明治23年)からの三菱の経営によって海底炭鉱採掘の島に生まれ変わったのだそうです。
炭鉱開発が進むにつれ、島の周囲を埋めたてて護岸堤防を拡張し、従業員住宅や施設を建て増し続け、要塞のような海底炭鉱の島ができあがっていったのだそう。
一周1.2km僅か61,000㎡の島に、学校、病院、商店から映画館まであり、最盛期の人口は約5,300人、当時の東京の9倍もの人口密度だったそうです。
日本最初の高層鉄筋アパート建設を初め、各家庭には最新の家電製品が並び、時代の最先端を走った炭鉱の島でした。
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軍艦島と呼ばれるようになったのはその頃。コンクリートの高層建築が並ぶ無機質な海の要塞の観や、その姿が長崎で造られた戦艦「土佐」に似ていることから、そう呼ばれるようになったのだそう。
しかしその後、エネルギー革命により一気に衰退。1974年(昭和49年)に閉山し島民が去ってからは、無人島として手付かずのまま風化して現在に至ったそうです。
時々話題になりながらも、次第に忘れ去られていった島でしたが、近年の世界遺産暫定リスト入りや廃墟ブームによって再び注目が集まっています。
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上陸ツアーはグループでまとめられ、ガイドに案内されながら決められたコースのみ見学することが出来ます。
以前は自己責任ながらある程度自由に上陸して探索できたようですが、建物の荒廃が進み安全上や治安上の問題からこのようなシステムになったようです。
観光化されて面白くなくなったとも言えますが、時間が限られたボクたち観光客には、敷居が低くなり訪れやすくなって逆に有難い。またガイドさんの貴重な解説も聞けて一石二鳥です。


端島小中学校、貯炭ベルトコンベアー
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総合事務所、第二竪坑坑口桟橋
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30号棟アパート(日本最初の高層鉄筋アパート)、31号棟アパート他
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廃墟になっても明治~大正~昭和の高度成長期の迫力をそのまま残しているようでした。
この軍艦島は長崎造船所などと共に、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」として2015年の世界文化遺産登録の推薦候補に決まったそうです。これからもっと注目が集まることでしょう。
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/E-620 LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH (2013.5.2)

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by takakunen | 2013-09-16 08:47 | バイクツーリング | Comments(2)
Commented by kainaka-2 at 2013-09-18 16:38
ご無沙汰です。
軍艦島は、いつかは行きたいと思ってる島です。数年前までは立ち入りが
禁じられてましたが、今はこうして上陸できる。それを知ってから、一層行き
たい願望が膨らんでます。
ただ、簡単に行ける距離ではないので、一体いつになるのやら。
このような素晴らしい天気の日に、ぜひ行ってみたいです。
Commented by takakunen at 2013-09-19 07:08
【kainaka-2さん】
最近は自分のブログで精一杯ですっかり無沙汰しておりましたが、久々にコメントいただけてこちらこそとても嬉しいです。

軍艦島はきっとkainakaさん好みだと思ってました(笑)。
この辺りは他にも世界遺産候補にもなった産業遺産や古い教会群などホントに見どころは尽きないですし、こちらもkainakaさん好みだと思いますよ。他の日本にはちょっとない独特な良いところです。
遠いとは言っても、私の住んでいる埼玉からよりかは近いですしね(笑)。


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