国道を長崎方面に進むと、佐世保湾と大村湾をまたぐ瀬戸(針尾瀬戸)に出ます。ここに掛かる橋が西海橋です。
先駆的なアーチ橋の造形からは独特の迫力を感じます。
また、並んで掛かるもう一本の橋が新西海橋、そしてその先には先程の針尾通信塔がそびえ、ここならではの圧巻の景色を作り出しています。
ここは大村湾の潮の出入口でもあり、大きなうず潮が発生する、日本三大急潮に数えられる所。橋の上から覗いた潮の景色も迫力満点です。
付近は西海橋公園として整備されていて、散策するのもなかなか楽しそうです。
ところで、西海で思い出すのが「男一匹ガキ大将」という漫画。本宮ひろ志氏の作品で、主人公の戸川万吉の生まれ故郷で物語の舞台となったのが西海でした。(漫画での西海は架空の地名のようです)
荒々しくも真っ直ぐな主人公の生き方が印象的な作品でしたが、正にそんな土地柄を具現化したような風景がここにありました。
/E-620 LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH,µTOUGH-3000 (2013.5.1)
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