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志木の沈下橋
沈下橋とは主に四国の四万十川流域によく見られる橋。川が増水した時に流されないようわざと橋の欄干を外した構造が特徴的で、四万十川の風物詩ともなっています。そんな沈下橋が志木市役所前の新河岸川に突如現れたのは3ヶ月程前。実はこれは、この付近の河川域の整備工事のために架けられた工事用仮設の橋です。
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この辺りのエリアは元々志木らしいそのままの自然が多く残った貴重な場所で、様々な野鳥が訪れ、野生のタヌキの一家まで生息していたような所です。散歩やわんこ連れの人が大勢訪れ、桜の季節には市民の憩いの場として華やかな賑わいを見せる、他のどことも一味違う市民としても誇れる場所でした。
でも時代の流れか、そんな場所も整備される時がやって来ました。工事は半年以上かけて、岸辺に船着場ができ、広場にスタンドが造られ、お散歩コースの遊歩道がコンクリートで舗装されました。そして最後の仕上げの対岸の護岸整備のため、この沈下橋が掛けられました。
工事は完成が近いようです。せっかくの貴重な場所は、綺麗ですが少しありきたりな場所になってしまいました。でも願わくば、時間をかけてでもまたあの貴重で手付かずの市民の憩いの場に育っていってほしい。タヌキの一家にも是非帰ってきて欲しいな。毎朝駅に向かう途中、そんなことを思いながらこの志木の沈下橋を眺めています。
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昨年連日テレビを賑わした“志木あらちゃん”。出没地点の河川敷は、実は我が家から頑張れば歩いていける距離でした。
全国区の話題に志木市でもブームにあやかろうと、商店街にノボリをあげ、新しくマスコットを作って、住民票を発行するまでして積極的にアピールしてました。
でも、志木市には元々“カッピー”っていう立派なゆるキャラがいたんではないのかな?ここまで地道に育ててきて、最近やっと根付いてきてました。ところがあらちゃんの登場で今では2つのキャラがこのとおり。
「ニ兎を追うものは一兎を得ず」って言いません?
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もう姿を見せないあらちゃんより、やっぱり“みんなのカッピー”じゃないのかなあ。



今年も桜の季節がやってきました。志木にはボクのお気に入りの桜ポイントがいくつかあって、こちらのブログでも毎年桜の時期にはご紹介しています。
そんなお気に入りの一本に、バス通りに面した古い木造薬局に寄り添う桜の木がありました。昨年も見事な花を咲かせて行き交う多くの人が見上げていました。
ところがこの桜、昨年花の時期が終わったある日、突然バッサリ切られてしまいました。
何があったのか、なぜなのかはわかりませんが、古い看板や石標とのバランスが見事なここでしか見られない桜だったので、とても残念。何か事情があったのでしょうか。
また一つ志木の“お気に入り”が姿を消しました。
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少しずつ変わっていく志木。新しい広場では今年はどんな桜が見られるのでしょうか。
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/E-PL1 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6,XZ-1 (2012.3.28,30、4.4)


by takakunen | 2012-04-05 07:58 | お散歩


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