広島を訪れた最初の目的地はここ、
原爆ドームです。
もちろん広島に住んでいた時に訪れたことはありましたが、それからもう3*年。世界遺産にもなった今、原爆ドームがどんな風景に見えるのか興味がありました。
また、今まさに進行中の原発による放射能汚染の問題など、ここを訪れるのにふさわしい時期だとも思いました。
原爆ドームのまわりは綺麗に整備されて、一見華やかな公園のよう。訪れた人たちも皆、ドームの前で思い思いに記念写真を撮っていました。
なるほど世界遺産に登録されたことで、原爆ドームも“原爆による惨禍の証人”としてだけでなく、“恒久平和の誓いのシンボル”として、その役割を変えつつあるのだそう。
とはいえこの遺構が醸し出す空気は独特。以前のような悲壮感は伝わらないかも知れませんが、この建物が残った意味を考えさせるには十分な迫力だと思いました。
ここを初めて訪れる方がいらっしゃいましたら、お隣の平和記念公園と、特に広島平和記念資料館を併せて見学されることを強くお勧めします。
原爆の本当の悲惨さは現実を直視しないと伝わりません。
/E-620 LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH (2011.4.30)
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