宿根木(しゅくねぎ)は、江戸時代北前船の寄港地として廻船業で栄えた、佐渡南端付近の港町です。
ここに住んでいた多くは船主や船大工で、宿根木の建物はその船大工の技術を生かして建てられました。
小さな入江に100軒以上の民家が密集して独特の町並みをつくり出し、現在では重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
実は今回の佐渡島ツーリングで密かに一番楽しみにしていた所です。
小さな集落なのですが、石畳の細い路地や水路が街中に網の目のように延びていて、初めはどこから見学すれば良いか迷います。
本当に各戸が寄り添うように建っています。
船大工の技法は腰板と言われる外壁の船板や船釘などに見ることができます。
三角形の家(三角家)
敷地の形が成型でなかったため、このような形の家が建てられたそうです。船のようなデザインがユニークな宿根木の象徴的存在。
念仏橋から共同井戸を見る
橋は御影石の一枚もの。尾道から切り出したものを船で運んだのだそうです。井戸は今でも現役です。
/E-620 ZUIKO Digital ED14-42mm F3.5-5.6
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